2023年1月クールのテーマ作が決定しました 🎊

来年のスタートを飾る「深める文学作品」は…
アンナ・ツィマ『シブヤで目覚めて』(河出書房新社/訳・ 阿部賢一) です!
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著者のアンナさんは、チェコのプラハに生まれ、大学で日本文学を研究したのち、日本に留学した人物。

2018年、日本を舞台にした本書で小説家デビューすると、チェコ最大の文学賞であるマグネジア・リテラ新人賞をはじめ、賞を総なめにしました。ヨーロッパ各国でも続々と翻訳され、昨年、ついに日本語訳が刊行。一冊の小説の中でプラハと東京が交わる幻想的な作風が話題を呼んでいます。

今回、テーマ作を平野さんと話し合ったところ、「今ぜひ読んでもらいたい、みなさんと語り合いたい一冊」としてこの作品の名前が挙がりました。

現代に生きるチェコ人作家が日本をテーマに書いた作品という、普段ならなかなか読むことのない独特な作品かもしれませんが、平野さんおすすめの一冊ですから、みなさんにもお楽しみいただけるはずです…!


そして、2カ月目のゲストには、著者であるアンナ・ツィマさんご本人にお越しいただけることになりました!

なぜチェコに生まれて日本に関心を持ち、日本をテーマにする小説を書くに至ったのか。もちろん著者ご本人ですから、「この場面はどういう意図なのか」といったピンポイントの質問もしていただけます。

イベント詳細は、確定後あらためてお知らせしますが、日程は以下を予定しております。予定を空けておいていただけると幸いです。

・1月27日(金)19:30〜平野啓一郎が一人で語る回
・2月28日(火)19:30〜平野啓一郎がアンナさんと語る回
・3月31日(金)19:30〜平野啓一郎とみなさんのQ&A回

それでは、引き続き、「文学の森」をよろしくお願いいたします。