◎平野啓一郎の最新短篇「鏡と自画像」を語り合うオンラインイベントを開催します!
◎二部構成で、前半は平野啓一郎による作品解説、後半はグループに分かれて感想を交換する読書会とします。※前半のみの参加も可。
◎「鏡と自画像」が収録される短編集は発売前なので、「文学の森」内限定で、原稿データを公開します(参加申込後に共有)。
参加申込はこちら
【今回のテーマは「鏡と自画像」】
2024年9月のライヴ配信は、平野啓一郎の最新短篇「鏡と自画像」を取り上げます!
今年5月、『新潮』創刊120周年記念特大号で発表され、SNSでも絶賛の声を集めた本作。
「死刑になるために殺人を犯そうとする」という主人公の重苦しい心理を描きながらも、ある出会いをきっかけに風向きが変わり、最後には希望を感じることができる傑作です。
▶︎平野啓一郎のコメント
『決壊』のような危機的な主題と、『葬送』で取り組んだような美術の主題とを、分人主義を経て、短篇で融合させたような内容です。「死刑」という主題を扱いながら、アートと自己認識という、僕のもう一方のテーマとうまく融合させられて、自分の仕事を発展させられた気がします。
テーマとは裏腹に、どこか奇妙な明るさがあり、ぐいぐいと読み進むことができるのがこの作品の不思議なところ。ぜひ、読んで体感していただきたいです。
「鏡と自画像」が収録される短編集は発売前なので、「文学の森」内限定で、原稿データを公開します!(参加申込後、イベントページからご覧いただけます)
【ライヴ配信と読書会のハイブリッド開催】
今回は平野作品をテーマにするということもあり、著者である平野啓一郎と、読者の皆様が意見を交わし、いつも以上に深く交流できるようなイベントを目指したいと考えています。
ということで、
前半=平野啓一郎が「鏡と自画像」を解説するミニトーク
後半=参加者がグループに分かれて感想を言い合う読書会
※読書会パートでは、平野啓一郎も各グループを回って、皆さんとお話しします。
という二部構成で行います。
読書会パートでどんなトークテーマでお話しいただくかは、平野さんご自身に決めていただく予定です。
作品を読んで終わりではなく、自分がどう感じたかを言語化し、同じものを読んだ読者と、時には著者本人と語り合えるのが「文学の森」の醍醐味。この機会をぜひお楽しみいただけたら幸いです。
とはいえ、前半だけ視聴して後半は不参加でも問題はありませんので、それぞれの好みに合わせて無理のない形でお楽しみください。
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※ ライブ配信には「Zoom」を利用します。
※ アーカイヴはYoutubeでの閲覧が可能です。限定URLで、メンバーのみご覧いただけます。