年始休みにNFL、アメフトの試合を見ていましたら衝撃的な映像が。タックルした選手,
DamarHamilin が突然倒れ、一時心停止、意識不明の重体に。そのまま試合は中止になりました。

プレイオフ(日本の野球でいったらクライマックスシリーズのような、決勝戦へ向けての勝ち抜きトーナメント)での立ち位置を決める、重要なゲームでしたが選手のメンタルも考慮されたと思われます。

直後にtwitterにあふれたハッシュタグは    #PrayForDamar ,とにかく生死が心配で私もちょこちょこニュースを更新していました。
その後、無事に意識が戻りチームからのニュースに添付されていたのが画像のものです。
どちらが勝ったのか、自分のことより勝敗を気にするDamarに対しての医師の言葉は・・”You won.”
いやー、映画みたい!アメリカ人ってほんとうにこんな言葉がとっさに出るのか!すごい!と、回復の喜びと共に変なところに妙に感動いたしました。

さらに翌週には、別なチーム同士の対戦なのに、いろんなゲームでDamerの番号”3”をシンプルにデザインしたキャップを使用する選手/スタッフがたくさん。
合言葉も、#LoveForDamar になりました。あのグッズの収益ってきっとチャリティーに回されるんだろうなあ、モノを大事にする、浪費しない日本の文化は好きですが、消費することが意思の表明にもなる、寄付にもなるドネーションの文化もまたアメリカ”らしい”なあと。

ここでふと思い出したのがジョン・アーヴィング「第四の手」。舞台が古豪パッカーズの本拠地、グリーンベイで、フットボールが自然に生活の一部になっている描写もあり(・・と記憶しております。だいぶ昔に読んだのでうろ覚え。)
好きな作家なのにしばらく遠ざかっていたので、読もう!と思っていたのに忘れていた「神秘大通り」を借りに図書館へ出かけました。近所の図書館ではアーヴィングが一番下の段にあり、しゃがみこみつつああ、これも面白かった・・こちらもまた読みたい・・でもこの装丁はやっぱりイイ・・。と足がしびれるまでちらちらと読んでしまい、はたから見たら変なおばちゃんだったと思います。不審人物。

ちなみに一番好きな作品は「オウエンのために祈りを」”A Prayer for Owen Meany”です。この邦題からもアーヴィング思い出したんだろうなあ。

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