全世界1000万部のベストセラー、アフリカ文学の父アチェベの記念碑的傑作、待望の新訳!
文学の森、2026年1月からのテーマ作品は……アチェべ『崩れゆく絆』(光文社古典新訳文庫/粟飯原文子訳)を読みます。Amazonはこちら
アフリカの伝統的社会に生きる人々の姿、そしてヨーロッパの植民地支配が壊したものを痛烈に描いたナイジェリア人作家、チヌア・アチェベ🇳🇬
アフリカが“書かれる側”だった時代に、世界文学の中心へ静かに割り込んだ「アフリカ文学の父」として、世界的に賞賛されています。
今回読むのは、その代表作である『崩れゆく絆』です。
古くからの呪術や習慣が根づく大地で、黙々と畑を耕し、獰猛に戦い、一代で名声と財産を築いた男オコンクウォ。しかし彼の誇りと、村の人々の生活を蝕み始めたのは、凶作でも戦争でもなく、新しい宗教の形で忍び寄る欧州の植民地支配だった。
英語という、植民地支配の歴史を背負った言語をあえて用いたこの一冊は、アフリカ文学の出発点であると同時に、世界文学の読み方を変える基準点となりました。
本作は、2025年9月に「文学の森」の皆さんにご協力いただいたテーマ作アンケートで選ばれた一冊。「文学の森」にとっては初めてとなるアフリカ文学の世界を、一緒に楽しみましょう!
【今後のイベントスケジュール予定(仮)】
1月17日(土)11:00〜12:00 『崩れゆく絆』を語るメンバー読書会
1月29日(木)20:00〜22:00 平野啓一郎が語るアチェべ『崩れゆく絆』
2月25日(水)20:00〜22:00 平野啓一郎がゲストと語る『崩れゆく絆』




