平野啓一郎のナビゲーションで、古今東西の世界文学の森を読む【文学の森】。
月に一度のライブ配信で平野啓一郎がテーマ作品を読み解く、小説家による文学解説です。

2023年4〜5月は、岩波文庫の『大江健三郎自選短篇』から、『セヴンティーン』と『不意の唖』をテーマ作として読んでいきます。

名実ともに日本を代表する書き手であり、その独自の作風が世界中の作家に影響を与え続けている大江健三郎さん。平野啓一郎もデビュー前から作品を愛読し、大きな影響を受けました。

今回は、その作品群の中でも、あまりの凄まじさに「自信を失ってしまった」という傑作短篇『セヴンティーン』『不意の唖』の二作を取り上げることに決定しました。

その圧倒的な才能にすっかり自信喪失したもので、今読み返しても、溜息が漏れるばかりである。傑出した小説家は、近代以降の日本の文学史に何人もいるが、小説というのは、こういう人こそが書くべきなのだということを、大江さんほど痛感させる小説家はいないように思う。

(書評より抜粋)


偶然にも、大江さんが先月3日に逝去され、図らずも追悼企画のような形になってしまいましたが、「日本文学を牽引してきた大江健三郎作品を読み継いでいこう」という気持ちも込めて、みなさんと一緒に読み進めることができればと考えています。

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ライヴ配信では、平野啓一郎が作品の創作背景を解説し、そのあとに参加者とのQ&Aを行います。平野さんとは個人的な関わり合いもあった方ですので、作品読解だけでない、大江さんの人柄が伺えるリアルなエピソードも、ライヴ配信で聴けると思います!


お得な「1カ月お試しプランがオープン!

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「興味はあるけれど、いきなり入会するのはハードルが高い…」
「とりあえず大江作品を語る回だけ参加してみたい」
という方のために、1カ月目のみ会員料金をお値引きした「お試しプラン」をオープンしました。


このお試しプランに参加されると、4月21日(金)19:30〜21:30開催のライヴ配信「平野啓一郎が語る大江健三郎」にご参加いただけます(※ ライヴ配信終了後の入会の場合はアーカイヴ動画をご覧いただけます。過去に開催されたライヴ配信の動画も視聴可能です)。

文学史に輝く大江健三郎作品を愛してやまない平野啓一郎の視点で、その魅力を深く味わう体験。この機会にいかがですか?

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