2023年7月クールのテーマ作が決定しました!
7月からの「深める文学作品」は…
オスカー・ワイルド『サロメ』(光文社古典新訳文庫/平野啓一郎訳)です!
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「芸術が人生を模倣する以上に、人生が芸術を模倣する。──」
19世紀末を生きた耽美派の文豪、オスカーワイルド。数々のスキャンダルと名言が今なお語り継がれ、その人生そのものが一つの芸術作品として、様々な解釈を呼んでいる人物です。
今回は、その代表作であり、平野さん自ら翻訳を手がけたほどに魅了されてきた戯曲作品『サロメ』を読み深めていきたいと思います!
平野さんが語る主な選定理由としては…
・とにかく文章のキレがすごく、どこを切り取っても美しい。
・他の作品に引用されることも多い「古典的名作」であり、読んでおいて損なし。
・自分自身が翻訳を出がけたので、翻訳者の立場から語れることも多い。
などなど。
そして(!)実は今年7月6〜12日まで、仲代達矢さん主催の劇団「無名塾」が、平野訳『サロメ』を上演するんです。
今回は「文学の森」史上初めて戯曲をテーマ作とする新たな試みです。都合のつく方は、舞台と原作を合わせてお楽しみいただくのもオススメです👍
それでは、引き続き、「文学の森」をよろしくお願いいたします。